クラブ・アトレチコ・A・S
CAAS : Club Atletico A S アラフォー男子のスポーツライフを綴ったブログです。
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上村愛子選手とCANADA TEAM
全日本優勝で、
フリースタイルスキーモーグルの上村愛子選手引退。
本当にお疲れ様でした、と伝えたいです。

そもそも自分がモーグル競技を始めた頃に出てきた
愛子選手はまだほっぺたが赤い中学生でした。
でもアルペン上がりの上手なスキー操作ですぐに国内公認大会でも
上位に入るようになり、すぐにナショナルチームに入りました。

女子モーグルスキーヤーは男子のようにみんなが直線的なカービングターンを
するのではなく、(例は古い選手も多いですが・・)
1.男子のような直線的なカービングターン・・リズ・マッキンタイラー(USA)ジェニファー・ハイル(CAN)
2.丸い弧のカービングターン・・ドナ・ワインブレヒト(USA)カリ・トラ(NOR)上村愛子(JPN)
3.若干スライドターンを使う・・マルガリータ・マーブラー(AUT)デュフォー・ラポイント姉妹(CAN)
の3系統くらいあると自分は見ていますが、※例外キャンディス・ジルク(FRA)
上記のように愛子選手はアルペンから来た切れの良い
丸い弧のカービングターンをする選手であったと思っています。

長野五輪の頃はそれがよく分かります、ただし北野建設入社後フィジカルトレーニングを重ね、
徐々に直線的なターンになっていった気がしています。
トリノ五輪前くらいのW杯の映像を見て「随分直線的になってきたな、きっと相当フィジカルトレーニング
をしてきているに違いない」と感じていました。

今回は附田元選手がTVの解説で、ターンジャッジのトレンドが変わった云々と解説していましたが、
自分もターンの質としては上村選手のターンはそれほど高いものではないと見ていました。

ソチの映像を見ても、解説者は「この切れの良いカービングターンが持ち味です!!」と実況してましたが、
結構2ndエア前などカービングせずにコブに当てて、かかとで無理やりスキーを廻しているのが
自分には見てとれました。

但し、攻めた、攻撃的な、自分のすべてを出し切ったベストパフォーマンスであったことは否定しません。
大会中はある種の覚悟とともに、本当に集中して、ファイナルまで残っただけでもすごかったし、
決勝では誰よりも一番攻めたと思います。
エアもきっちり入り、いいパフォーマンスであったことは間違いないです。
それに、前回ブログで指摘した右手、右半身の遅れが今大会は目だって出ていませんでした。

しかし逆にいえば、ターンの質を落としても攻めるしかなかった・・ともいえると思います。
おそらく、予選のデュフォーラポイント姉妹と自分のターンのスコアを見ていたことでしょう。
いや、むしろワールドカップツアーの頃から、デュフォーラポイント姉妹とのスコアの差を感じ、
ターンスコアを出すためにあれこれ策を練るよりも、
とにかくソチでは一貫して攻めると覚悟して臨んでいたのではないでしょうか。

自分はこの心情はリレハンメルの男子モーグル、エドガーグロスピロン(FRA)の心情と同じではないかと思いました。
あのときもタイムは遅いものの圧倒的なスノーコンタクトでターンで高得点を出していた
ジャン-リュック・ブラッサール(CAN)に対抗するため、エドガーはファイナルでとにかく攻めた・・。
しかし、攻めるしかなかったのです。
何せタイムは遅いもののジャンリュックがターンで5点満点をたたき出してしまうのですから。
あのシーンをなんとなく上村選手とCANADAのデュフォーラポイント姉妹との勝負に重ね合わせてしまいました。
ま、そこに女王ハンナ・カーニー(USA)も絡んでいたわけですが・・。

自分が現役の頃、複数名の北米のコーチにモーグルターンを教わる機会があり、
その時にモーグルコンペティション向けのモーグル技術に関して、かなり自分の中で
理想の滑りの明確な基準が確立されて、自身でもそこに向けてトレーニングを繰り返しましたし、
人の滑りを見るうえでも、明確な基準で何がどうなのか明確にわかるようになりました。

そういう意味で、今回の、いやここ数年のカナダチームは男子女子ともに自分の理想としている
モーグルスキーをしていると思っています。

しっかりした外脚荷重、ストックワーク・上体と連動した荷重移動、早いタイミングでのスノーコンタクト等。
コーチであったマークアンドレ・モロー(CAN)も現役時代はっきりと打ち出していたムーブ・・。

IMG_3941.jpg

今回も男女ともにモーグルはカナダチームが金メダル、バンクーバーでは男子ゴールド、女子シルバー。
トリノでは女子ゴールドとここのところカナダチームの強さが際立つ。

他のチームに比べて、ターン技術に明確な方向性があるのは、今はカナダだけのような気がします。
元々エアリアルも強い土地柄だからなのか、男子はエアも高度化していて圧巻です。

ヨーロッパのチームも全く精彩を欠いています。
アメリカも、今一つ元気がない気が・・

そう考えると、上村選手の引退で、日本のモーグル界がどこへ今後向かうのか、
男子は遠藤選手が伸びているけど、女子は・・。ターン技術は今一つ目指す方向がはっきりしないジャパンチーム・・。
新たなスターは出てくるのか?若干の心配がありながら、北米列強にくらいついていってほしいと思っています。








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